商品ができるまで

ブルガリアンローズとの出会い・・・一目惚れとも言える確信でした。

吉岡アロマ工房の薔薇の香水類は、最高品質の天然ローズオイルを贅沢に使っています。
世界最大の産地はブルガリア、その中でもカザンラク市に広がる「バラの谷」で栽培されるダマスクローズは最高級品の代名詞です。
その「バラの谷」に出かけ、栽培から採取、ローズオイル精製のすべてを視察して、カザンラク産のローズオイルを選びました。
谷一面、清々しい大気の下に広がるバラ畑、ローズオイルの生産に関わる人達の誇り、そうして生まれたローズオイルの豊かな香り・・・ 一目惚れとも言える確信です。
実は、ずっと香水は苦手でした。
近くから漂ってくる香水のきつさに、息苦しくなることもありました。
それが、アロマテラピーを知ってからは、自然の香りの心地良さに、思わず深呼吸してしまいます。
中でも、馥郁たるばらの香りには心ときめきます。
ザワザワと心騒ぐ時、薔薇の香油を手首に塗って、すーっと深呼吸。身体の奥の方が、ふんわり暖まってくるのを感じます。

バラの谷カザンラクと、長い友好の歴史がありました。

バラの谷と呼ばれる広大な畑に咲く、ダマスクローズという品種は年にただ1度、6月のわずか4週間だけ収穫することができます。
早朝、朝露がしたたる間に手で摘み、そのまま蒸留所へと運ばれます。
1グラムのローズオイルを造るために必要な薔薇の花弁は、4キロとも5キロとも言われています。
100万本のばらのまちを目指す福山市とは長い友好の歴史を持つカザンラク市ですが、毎年6月には、バラの収穫を祝って「ばら祭」が開催されます。
前夜祭では、ばらの女王が選出され、翌年5月に福山ばら祭を訪問するのです。これからも文化面・経済面での交流が、ますます深まってゆくことでしょう。

健康を育む生活習慣の大切さを学び、植物の恵みを実感

創業明治21年、福山市民と共に歩んできた吉岡薬局の4代目薬剤師であり、アロマセラピストの吉岡晴美ですが、調剤薬局に勤務していた頃、起こりがちな薬と病気の追いかけっこに違和感を抱き、未病先防の思想に心惹かれて漢方を志しました。
切れ味の鋭い薬も重要だけれど、よりマイルドな薬、健康を育む生活習慣の大切さを学び、植物の恵みを実感しながら、気がつけば、ホームケアとしての植物療法アロマテラピーが身近になっていました。中でも、馥郁たるバラの香りに魅せられ、最高品質の天然ローズオイルを使った「バラの香水」をご提供するために、「吉岡アロマ工房」を立ち上げ、製造に関する各種許認可を取りました。
ばらのまち福山から、心にも体にも優しい『本物の薔薇の香り』をお届けいたします。